
『IJS21(インターネット受発注システム)』で受発注業務が、より効率的かつ軽快に!
代表取締役社長 眞下 亘弘さん
システム開発室 室長 前田 国彦さん
その理由や現況を伺いました。
ISDNサービスの終了を機に『インターネット受発注システム』にリプレース
眞下さん…弊社はSEDIOが設立時から参画させていただいた古参会員で、SEDIO-VANも1998年くらいから利用させていただいております。
それまでは、FAX受注が中心で、在庫引き当てなどもすべてアナログ対応。データの打ち間違いなど、ミスもありました。こうした問題がSEDIO-VANを利用することで一気に解決し、当時としては非常に革新的な業務改善、コストダウンを実現できました。
以来25年間、オフコンから専用回線でSEDIO-VANに接続し、受発注業務を行ってきたのですが、ISDNサービス終了にともない、SEDIO-VANへの接続方法を、インターネットを活用した接続サービス『IJS21(インターネット受発注システム)(以下、IJS21)』 に変更。さらにSEDIO専用のアプリを導入して、運用を開始しました。
SEDIO-VANを使用する、ということ自体は変わりないのですが、今まで弊社が抱えていたシステム上の問題がクリアになり、受注発注業務のさらなる効率化を実現できて、社員もみんな喜んでいます。

PCさえあれば 、どこからでもデータ交換可能受発注業務が軽快に
前田さん…本当にいろいろラクになりました。
たとえば、弊社の場合、全国に支店を展開しており、工場と物流センターは栃木に構えています。従来は、これら各拠点のデータを、一旦東京本社のメインサーバーに集約し、各部署・各拠点のサーバーでダウンロードまたはアップロードするシステムでした。
しかし、このやり方ですと、万一、本社でシステム障害が起これば、たちまち受発注業務に支障が出ます。「工場から出荷できない」ということにもなりかねません。実際、紙の出荷伝票や納品書を持って、車や新幹線で栃木の工場に走る、などということもありました。
ところが、SEDIOから無償提供されたIJS21の場合、インターネットに接続できるPCさえあれば、どこからでも手軽にSEDIO-VANを利用できます。
専用アプリをインストールするだけでよいので非常に低コストで導入できますし、インターネットを使用するので、データ交換時間を大幅に削減でき、通信費用も削減できます。弊社のような、それほど規模の大きくない会社にとっては、いいことだらけです。

職人のこだわりや、小さな小売店さんを大切にしつつ、DX化を推進したい
眞下さん…現在、弊社の全受発注業務の95%は、IJS21を利用して行っています。
しかしその一方で、折紙を製造している現場=自社工場は、職人の世界です。つまり、高い技術とクオリティを誇る職人たちのこだわりこそが、弊社の事業の根幹を支えているわけです。そこを担保しつつ、機械化できるところは機械化し、安定的かつ効率的な生産計画や受発注を実現していかなければならない、というのが大きな課題のひとつです。
また、古くからお付き合いのある小さな卸店さん、小売店さんの中には、FAXによる受発注しかできない、そもそもインターネットを使えない、というところもたくさんあります。
そんなお取引先様も大切にしながら、いかにして受発注業務の効率化を目指していくかも、今後の課題です。
前田さん…もうひとつ、働き方改革による2024年問題も悩ましい課題です。IJS21で従来よりも軽快な受発注業務が可能になりましたので、今後は、人員配置や人的リソースも含め、課題を解決するしくみづくりをしていければいいなと思っています。
